現場には、
人の数だけ人生経験があるので。
人の数だけ人生経験があるので。
[ プロフィール ]
工事部部
藤田 峻太
小学校から大学までは、野球ひとすじ! スポーツ学生向けの就活イベントでTAKEMURAと出会い、
「部活と同じ雰囲気だ」と思い入社。工事部4年目。
- ――
- 今日はよろしくお願いいたします。
- 藤田
- お願いします!
- ――
- あ、もしかして、
昔スポーツやられてましたか? - 藤田
- そうです、野球をやってました。
わかりますか? - ――
- 体格が。
スポーツやられてた方だなって。 - 藤田
- そうですね。
いまは少し体重落としてるんですが、
高校時代は1日7食、
83kgありました! - ――
- すごい!
では、そんな話も
お伺いできればと思います。 - ――
- 野球はいつごろから?
- 藤田
- 小学生くらいからです。
- ――
- 親御さんの影響だったり?
- 藤田
- 両親はそこまで。
祖父が野球好きで。
実家は長野県なのですが、
小さいころは何度も、
東京ドーム野球を見に
連れて行ってもらいました。 - ――
- いつまで続けたんですか?
- 藤田
- 本格的にやってたのは
大学までですね。
最初は本当に
プロになろうとしていました。 - ――
- そうなんですね!すごい!
- 藤田
- 肩のケガがきっかけで
プロは難しいかなって、
じゃあ社会人野球、という
選択肢もあったんですが、
最終的には就職することにして、
大学4年生の夏に
就職活動をはじめました。 - ――
- そのときはどんな仕事を考えて?
- 藤田
- 正直、
全然イメージついてなかったです。
でも、最初は営業職かなぁと。 - ――
- どうして営業だったんですか?
- 藤田
- 文系学部出身だったので、
専門職のイメージが
なかったからですね。 - ――
- そうなんですね。
- 藤田
- あと、身体を動かす仕事が
よかったんですよね。 - ーー
- ずっとスポーツやってたし。
- 藤田
- そうそう。
一日中デスクでジッとしてる
なんて想像もできなくて。
僕、ゲームすら苦手なくらい、
長時間座ってるのが
嫌なんですよ。 - ――
- じゃあデスクワークは
苦手ですね。 - 藤田
- そうでしょ(笑)。
あっちこっち行って、
色んな人と話しながら
仕事できたらなって。 - ――
- TAKEMURAだったのは
なぜですか? - 藤田
- そこはやっぱり
人の雰囲気ですね。
部活の仲間と近かった。 - ――
- 部活みたい。
- 藤田
- そうなんです。
明るくて、居心地がよくて、
気持ちのいい人が多い。
やっぱ長く働くなら、
仕事だけの仲じゃない人たちと
働きたいよなって考えたので、
ここに決めました。 - ――
- いまはどんなお仕事を?
- 藤田
- 工事部なので、
いわゆる現場監督。
施工管理の仕事をしています。 - ――
- 現場の仕事って
専門職っぽいというか。
“理系の仕事”なイメージでしたが、
文系学部出身の藤田さんの
視点で、現場はどうでしたか? - 藤田
- そうですね。
基本的な知識面では、
もちろん理系学部出身の方が
学校でやってきたことが、
役に立つと思うんです。
でも、「基本的には」かなぁ。 - ――
- 基本的には、というのは。
- 藤田
- やっぱり、
現場は現場で学ぶことが
大事なんですよ。
その場で起こっていることを見て、
その場で学べるものは大きい。
わからないことは聞いて、
覚えて学んで、って意欲があれば、
文系出身とか理系出身とかは
関係ないんじゃないですかね。 - ――
- そうなんですね。
- 藤田
- 僕自身は、現場で動き回って、
いろんな人と
話しながら働くのは
望んだとおりなので、
やりたい働き方ができているなと
思っています。 - ーー
- じゃあいろんなところを
飛び回っているんですね。 - 藤田
- 文字どおりに
飛び回っていますよ。
松本、軽井沢、
立川、北海道、などなど。 - ――
- 北海道まで!
長期間行くこともあるんですか? - 藤田
- そうですね。
数ヶ月現地に
いることもあります。
地方の現場に行くことはまだ特殊なことですけど。 - ――
- 頻繁に遠恋することに
なりますね!(笑) - 藤田
- そうですけど(笑)。
そこは理解ある恋人
だったので大丈夫でした。 - ――
- 現場は大変ですよね。
- 藤田
- 大変ですよ。
現場って色々あるので。
何度現場の事務所で落ちた(居眠りした)ことか…。 - ――
- 泊まり込みってことですか?
- 藤田
- 違うんです。
寝る時間がなさすぎて(笑)。
そこは、日中に
新築の建物をつくる工事して、
夜に設備の工事をする
現場だったんだったんですが。 - ――
- はい。
- 藤田
- そうなると、
日中は私たちに発注してくれている
ゼネコン企業さんの対応をして、
夜は自分たちの工事に参加する。 - ――
- ぶっ通しで働くことになる!
- 藤田
- そうなんですよ。
ずっと張り付いている必要もないけど、
気になって、現場に出ちゃう。 - ――
- 見てないとって気持ちにもなりますよね。
- 藤田
- そのときは本当にキツくて、
倒れ込むように
寝たりしていました(笑)。 - ――
- タフネス!
- 藤田
- 直属の上司異動になって
急遽、まだ勉強していない
分野の担当に
なったこともあったなぁ。 - ――
- ふたりぶん働いて。
- 労働量が多いことより、
いきなり任せてもらうことに
なったことが大変でしたね。
知らないことだらけ。 - ――
- そうか。ひとりで。
- まだまだ新人なので
わからないことも多くて。
どうやるのかもわからないけど、
失敗したって責任取れないよな
どうしようって。 - ――
- 気持ちの面でキツいですよね。
- でも、どの現場でもひとつは、
そういうキツい思い出って
あるかもしれないです(笑)。 - ――
- 仕事がキツイとき、
「もう辞めてやる!」とか
「クソ上司め!」みたいな
気持ちにならないんですか? - 辞めたいと思ったこと
ないですね。
辞めたいって思う気持ちより、
寝たいって気持ちの方が
大きくて(笑)。 - ――
- 辞めたいよりも、寝たい(笑)。
- 藤田
- そう。
辞めたいな〜って
ネガティブになる時間すら
惜しい!寝よう!
体力を回復させよう! - ――
- 清々しいですね(笑)。
- 藤田
- 一緒に働く人たちにも、
ネガティブな感情を
抱いたことはないです。 - ――
- これまた清々しい。
- 藤田
- いや、本当に。
大変なときキツイときは
何度もありましたけど、
その度周りの人が
助けてくれたんですよ。 - ――
- どんなふうにですか。
- 藤田
- 話しかけにくい人がいないし、
わからないことを聞いたり
頼みごとをしたりしたときは、
親身になって聞いてくれる。
困ってる人のことを
絶対後回しにしないし、
一緒に考えてくれました。 - ――
- 徹底されているって、
すごいことですよね。 - 藤田
- ですよね。
「こんな時間に連絡してくんな!」
なんてふうに言われたこと、
いちどもない。
どんな瞬間でも
助けてもらってきました。 - ――
- 素敵な現場です。
- 藤田
- ちゃんとやりきれば、
「藤田がいなかったら
この現場完成してなかった。
ありがとう」って
言葉もかけてくれる。
いい環境にいるなと思います。 - ――
- 今後の目標を教えてください!
- 藤田
- そうですね。
誰もが目指す道ですが、
まずは現場の責任者である
現場代理人になりたいかな。 - ――
- 藤田さんの考える
現場で大切なことって、
どんなことですか? - 藤田
- 難しいですね。
たくさんあります。 - ――
- 複数あっても、もちろん。
- 藤田
- 現場への意識で
大切なことでいうと、
段取りも大切だし、体調管理も大切。
自分で考える力も大切。 - ――
- はい。
- 藤田
- それと、嘘つかないことも。
- ――
- 嘘をつかない。それはどうして?
- 藤田
- バレるから(笑)。
- ――
- バレたことがあるんですか(笑)。!
- 藤田
- 嘘というか、
失敗したことや頼みづらいことを、
ちゃんと人に報告してねっていう。
いつまでも言わないと、
結局自分で止めていた分
誰かにしわ寄せがいっちゃう。
早めに正直に言うと、
対処ができるんですよ。 - ――
- そういうことですね。
- 藤田
- それから、「訊く力」ですね。
これ、一番必要かもしれません。 - ――
- 訊く力ですか。
- 藤田
- はい。
誰でもいいから
わからないことは
キッチリ教えてもらうっての、
重要なんですよ。 - ――
- 藤田さんもそうしてきた。
- 藤田
- そうですね。
最初は、偉い人やデキる人って
何でもひとりでやるのだと思ってて。
でもそうじゃないと気づきました。 - ――
- どういうことですか?
- 藤田
- 僕から見て憧れるような
上司や先輩はみんな、
現場の職人さんに
たくさん質問するんです。
どれだけ年次が上でも、
関係なく、教えを請うてる。 - ――
- へぇ〜!
- 藤田
- その姿を見て、
自分もどんどん訊いて
全部吸収しようって。 - ――
- 大事なことですよね。
- 藤田
- もちろん、
仕事のことだけじゃないです。 - ――
- というのは?
- 藤田
- 現場ってその現場ごと
様々な人がいますから。
人の数だけそこに
人生経験があるので。 - ――
- ほうほう。
- 藤田
- 自分がしてこなかった
経験を持つ人の話とか。
人生相談とかね。
そういうのも含めて
ぜんぶ吸収できる面白みが、
現場にはあると思ってます。 - ――
- 現場には、
人生の学びがあるんですね!
ありがとうございました。
長く働くなら、
仕事だけの関係は嫌だよなぁって。
仕事だけの関係は嫌だよなぁって。
倒れ込むように
コンクリートの上で寝たりして(笑)。
コンクリートの上で寝たりして(笑)。
辞めたいと思ったこと、ないですね。
どんなに年次の高い人も、
積極的に教えを請うんですよね。
積極的に教えを請うんですよね。